この件は事前に通告があったため、町民にその旨のお触れも出てはいたものの、最初の砲撃によって江戸は大混乱となった。しかし、やがて空砲だとわかると、町民は砲撃音が響くたびに、花火の感覚で喜んでいたという。
黒塗りの戦艦の外輪船は、帆以外に外輪と蒸気機関でも航行し、帆船を1艦ずつ曳航しながら煙突からはもうもうと煙を上げていた。その様子から、人々は「黒船」と呼んだという。
戦艦を率いたのは、「ペリー」という名の代将であることが分かっている。
さらなる速報が入り次第、追って報告する。
戦艦を率いたとされる問題のペリー代将 |